今や当たり前になったバイアグラなどのEDの治療薬。
基本的にセックスができない人のためのお薬ですが、
- 実際はペニスの硬さ不足を補うため
- 連続セックスを可能とするため
などの性生活を充実させるために使用している人も多いですよね。
ではオナニーした場合はどうなのか?
ギンギンになって気持ちいいのか?
ED治療薬を飲んでオナニーした場合のデメリット
実際に飲んでオナニーしてみるとどうなるのか?
デメリットを整理してみます。
手で刺激すると痛みを感じる可能性がある
手でオナニーする場合、普通はローション無しでできますよね。
でもED治療薬を飲むと想像以上にガチガチになります。
通常はペニスの竿部分の皮膚がズレるように動くので、皮膚が引っ張られるという感覚はありません。
ですが、あまりにガチガチになって普段の最大サイズを一回り上回るペニスサイズになります。
そのため皮膚の余りがなく、手でこすると皮膚が引っ張られすぎて痛みを感じやすくなります。
ペニスに浮き出た血管が引っかかりさらに摩擦が増えます。
手でオナニーする場合はローションを使わないと気持ちよくなれないかもしれません。
性感感度が鈍くなってあまり気持ちよくない?
あまりにガチガチに勃起すると、ペニスの感覚は敏感を通り越してしびれたような感覚になります。
そのため刺激しても通常の勃起より気持ちよさを感じにくくなる人がいます。
あくまでセックスで女性を喜ばせるという意味ではメリットがありますが、自分がひたすら気持ちよくなりたいというオナニーではメリットが若干薄れる可能性があります。
特に気持ちいいはずのオナホでも、ゴリゴリした感じの刺激になります。
肉体の一部というより、木の棒のような感覚になるほど勃起してしまい、微妙なオナホの加工を感じにくくなります。
A10サイクロンSAという回転式のオナホの場合、通常の勃起よりペニスがもてあそばれる感覚がありません。
ガシッ!とした棒が洗われているような感覚を覚えるかもしれません。
ED治療薬を飲んでオナニーした場合の効果・メリット
思ったよりデメリットが多くない?と思わないでしょうか。
では効果は?メリットは?という点を整理してみます。
射精してもすぐに勃起してオナニーを再開できる
ED治療薬を飲んだ状態なら射精してもあまり萎えません。
一応萎えるのですが、完全に萎えません。
30分ほど休憩してやると、少し刺激しただけでムクムクと勃起してきます。
2時間ほど休憩すれば2回目とは思えないほどやはりガチガチになります。
この状態でもう一度オナニー。
すると、1回目よりさらに感覚が弱くなって気持ちよさが減ってしまいます。
ED治療薬を飲んでいなくても、2回目は基本的に性感感度が鈍りますよね。それがさらに悪化した感じです。
そういったデメリットはありますが、性的興奮がほとんどなくても、ペニスを刺激すれば勃起するという下半身バーサーカー状態になります。
勃起の仕組み、原理を無視したかのような状態になれます。
賢者タイムが軽くなる
射精すると本来は勃起を収めるための酵素が急激に増えます。
しかしED治療薬はその酵素を阻害する効果なので、急激に萎えません。
アドレナリンなどは急速に低下するため賢者タイムに入りますが、ペニスへの血液流入はそれほどストップしません。
疲労感はあれど自らのペニスが「まだやれるぞ!」という頼もしさを感じさせてくれるため、オナニーしてしまった、無駄な時間を過ごしたと行ったマイナス思考になりづらいです。
オナニーのためにはリスクがある理由
これだけ読むと、まあありかな?俺は気持ちよくなれそうだから飲んでみよう、とかあるかもしれません。
しかし、やはり薬なので副作用があります。
ただ副作用は出づらい、出てもわずかということで問題にしている人は少ないです。
ですが、これは医者で処方された正規のED治療薬の話がメインです。
バイアグラやレビトラにはジェネリック薬品があり、医師の診察不要でネットから入手することができます。
また1錠あたりの価格も半額以下で、非常に安くて手軽に試せる環境です。
オナニーのために飲む場合、まず医者にって診察を受ける人はいないでしょう。だからジェネリックになります。
ジェネリックの品質は安定しないのでリスク変動が大きい
バイアグラはカマグラ、レビトラはバリフなど、各本家に対して数種類のジェネリック薬品が流通しています。
シルデナフィルの国産ジェネリックもありますが、基本的に海外製のジェネリックがよく売れています。これは医薬品の個人輸入サイトでのレビュー数を見れば一目瞭然。
副作用についての口コミはあまりありませんが、口コミ自体が信用できるのかどうかというのがあります。そもそもグレーっぽい分野ですからね。
主にインドなどで製造されているものが主流ですが、流通時期によって薬剤の色が微妙に変わっていたり、欠けていたりと品質安定性に欠ける報告がちらほらあります。
これは製造工場の質です。
ED治療薬の仲間というか似た製品に精力剤サプリメント(通称男性サプリメント)がありますが、これらはGMP取得がアピールされることが多いです。
GMPはGood Manufacturing Practiceという言葉の略で、原材料の仕入れ、製造、出荷に至るまで安全であり、「一定の品質が保持されている」ことを証明する規格です。
医薬品では当たり前なのですが、サプリメント、特に男性サプリメントにおいてはこれが大きなアピールポイントになっています。
特に性的機能に及ぼす内容なので、不純物や原材料に禁止薬物の混入などがあるとリスクが非常に大きいからです。
いつの間にか粗悪品になっていることがある
もちろん海外製だからといって危険とは限りません。
海外のジェネリック医薬品の場合、その製造体制がいまいちよく分からないケースがあります。
最初は高品質な製造形態だったものの、いつの間にかコストダウンで粗悪な原材料や工場にチェンジしているケースがあります。
そのため、ずっと飲んでいたのに、途中から副作用が出だしたというケースがあります。
併用禁忌(飲み合わせ不可)に気づかない可能性
薬はお茶やコーヒーで飲まないほうがいいと言われますが、それは水以外だと何かしらの成分が含まれており、薬の薬効と反応して違う作用や副作用を招く恐れがあるからです。
EDその治療薬も当然お薬なので併用禁忌が存在します。
バイアグラは基本的にニトログリセリンとの併用がなければ、といった感じですが、レビトラなんかは結構ややこしいです。
ほとんどの人は併用禁忌に当てはまらないのでしょうが、知らないと非常にリスクがあります。
医者に診察してもらって処方されるなら、まず問診で使用している薬や体質について聞かれます。これで飲んではいけない系統のED治療薬が分かるので安心です。
オナニーのためにとなると高確率でネットの海外製ジェネリックを飲むことになるでしょう。
薬の品質リスクに加えて、医師の診察を受けなかったことで気づけなかったリスクで体を痛める、下手すると命の危険にさらされることも十分ありえます。
相手がいないから無茶しやすい
海外では24時間セックス耐久とかでバイアグラを大量に飲んで死亡している事故があります。
これも悪乗りがもたらした死亡事故ですが、オナニーの場合は他人の目がない分さらにリスクがあります。
これくらい飲んでも大丈夫だろ、という軽い気持ちで量を増やしてしまう人がいると思います。
ED安心です治療薬は量を増やしたら増やし多分効果が出る薬ではありません。ただただ体へのリスクが高まるだけで意味がありません。
それに体に異常が出た場合、セックスだと相手が助けてくれたり救急車を呼んでくれます。
でもオナニーだと一人なので、そのまま誰にも見つからずに死んでしまうことだってありえます。
少なくともいきなり自分一人で試すというのは怖くないでしょうか?
実際に起きる体への副作用リスク
では副作用が強めに出た場合はどうなるのか?
1.目の充血と体のほてり
体がほてるという感覚を覚える人は多いようです。
それが強く出ると目が真っ赤に充血します。
視界がにじむような人もいます。
2.胸焼け・胸のつかえとしゃっくり
胸焼けしたり、何か胸や喉につかえたような感じが数時間以上続く場合があります。
しゃっくりが止まらない人もいます。
しゃっくりは痙攣の一種なので、薬の副作用がかなり悪いほうに出ている傾向です。
3.めまい・ふらつき
頭がボーっとする感覚は一般的ですが、悪化するとめまい、ふらつきに発展します。
これもふらついて転倒して動けなくなるという可能性を考えると、一人で部屋にこもってオナニーというのはリスキーですよね。
4.頭痛
頭がギューっと絞られてズキズキするような頭痛が生じやすくなります。
やはり血管に影響が出ているせいでしょう。だからこそ効果があると言えますが、体質によっては頭痛はひどくなります。
【やめたほうがいい】ED治療薬はオナニーにメリットなし
副作用が出ない人は別にオナニーのために使うのもありと思えるかもしれません。
ですがオナニーのために薬を飲むというのはどうなんでしょうか?
先ほどのように、何かあった場合に誰も発見してくれないリスクがあります。
結局の所、ED治療薬は
- 女性を喜ばせるためのもの
- 男の自尊心を守るためのもの
- 子作りのためのもの
といったためのものでしょう。
こういった目的があるなら、多少の副作用は許容できます。
ですがマスターベーションのために薬を飲むというのは、リスクがあるだけでなく、思っていたほど気持ちよくなれないかもしれません。
これで気持ちいいのならありかもしれませんが、ガチガチになりすぎてむしろ感度が落ちてしまう人もいます。
セックスのためならメリットだらけですが、オナニーのためならメリットは薄くなるしリスクが高まります。
誰も推奨している行為ではありませんが、思いついて試そうとする人はいるでしょう。でもこのような理由から全くもって勧められたものではありませんね。
試すべきは、
- 勃起に関わる栄養不足を疑う
- 血行促進を図る運動をする
この2つで勃起力が回復する可能性はかなりあります。
リスクなくできて日常生活も向上するので、まずはこれらをトライしていみるのをおすすめします。