女性の膣内温度は体温より2、3度高くなっています。でもオナホとローションは冷たい。ここをリアルな温度にするだけで、オナホの使用感はリアル生セックスに大幅に近づきます。
オナホを温めるときの注意点

女性の膣温度は38度ほど
女性の膣内は平常時で体温+2度くらいです。高めで38度台。
オナホは35~40度で溶け始める可能性あり
オナホに使われているTPEという素材は、柔らかくて脆いものほど低い温度で溶け始めます。油が染み出してきて形が明らかに崩れてきます。
オナホの場合は人肌を再現するために柔らかくなっているため温度に弱く、もろいものだと35度から溶け始めます。だいたい40度くらいで危ない感じ。
製品にもよりますが、リアルな膣内温度を目指してオナホを温めると、温めた部分からオナホ構造が崩壊してくる恐れがあります。
オナホ穴内部より全体の冷たさを取るのがおすすめ
オナホは穴部分を温めても本体全体が冷えていると熱が移るのですぐに冷めます。穴内部の温度にこだわるより、オナホ全体の冷たさを取ったほうが挿入時のリアル感が高まります。
ローションも温めないと意味がない
ローションは常温でもヒヤッと感じることが多いです。いくらオナホを温めても肌に直接触れるローションが冷えていると意味がありません。ローションを注入してから温めたり、ローション自体を温めておくと有効。
オナホを温める専用グッズ
USB式簡易オナホウォーマ

棒状のヒーターです。これにオナホを挿入して数分から10分ほどで温め完了。オナホは温めすぎるとシリコンオイルが溶け出してきて製品劣化、不快感を伴います。オナホウォーマーはその点を考えて、人肌+10度くらいに上限を定めています。
柔らかい高品質なオナホは使用を避けるか使用時間を短くしたほうがおすすめ。柔らかいほど溶け始め温度が低くなるからです。
TENGA ホールウォーマー

使い捨てでお馴染みのTENGAが販売するウォーマー。以前はコンセント式の発熱器具を売っていたのですが、売れなかったのか廃盤になっています。代わりに販売中なのがホールウォーマー。
下部に入っている金属プレートをカチッと押し込むと反応が始まり白く結晶化して発熱します。使い終わったら煮沸することで機能が復活。30回くらい使えます。
煮沸するのが面倒なデメリットはありますが、ワンタッチでサッと使えるのは便利ですね。もちろんTENGA以外にも使えます。発熱量はかなり控えめ。大事な高級オナホも傷めずに適度に温めることが可能。
また円形状ではないのに注意。端っこの部分でオナホの口や内部構造が避けることもあります。キツキツのオナホには使わないほうがいいですね。
TENGA フリップゼロ レッド ウォーマーセット

パカッと開いて洗いやすいフリップゼロと専用のウォーマーがセットになったモデル。専用設計なのでまんべんなく温まるだけでなく、通常時だとやや硬さを感じる内部素材がちょうど柔らかくなってよりペニスに絡みつくメリットも。ただ価格が結構高い。そこさえ気にしなければおすすめ。
温感ローション

暖かさを感じるホットローションを使うとオナホのヒヤッと感を消すことができます。実際に温かいわけではなく、グリセリンの効果などを利用した温感です。
潤滑性能が非常にいいアストログライドがおすすめ。温感度合いもこれがNo.1。
家にあるもので温める方法
湯で直接温める
ぬるま湯くらいのお湯を用意してしばらく放置するだけ。いらなくなった鍋などを使うのもいいし、ダイソーで買ってくるのも良し。大きなタッパやジップロックにお湯とオナホを入れて温めるのもあり。
お湯が厚すぎるとオナホが変形したり脆くなるのでくれぐれも注意。
【ダメ】電子レンジ
電子レンジは微妙な温度加減ができないので、一瞬で光熱になり危険。楽かもしれませんがやめておいたほうがいいです。
ホットカーペットや電気毛布
時間がかなりかかるのと、オナホ表面ばかりが温まって溶け出す恐れもあります。オイルが染み出して色移りするリスクもあり。
試すならタオルでオナホを包んで、さらに上から毛布などを被せると温まりが早い。
ホッカイロ
以前、ホッカイロを装着できるオナホカバーがありました。「熱姫」というグッズです。今でも売っているところはあるかもしれません。
ただホッカイロは低温やけどすることもあるくらい、結構熱を出し続けます。オナホにそれなりの温度が直接触れ続けるため、どうしてもオナホの劣化、オイルの染み出しが発生します。
オナホ・ローションウォーマーとして意外と使えるアイテム
当たり前ですが本来の利用目的と違うので、うまくできなかったりトラブルが起きてもメーカーや販売店にクレームはつけないように……
赤ちゃんのお尻ふきウォーマー

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オナホを暖める方法の隠れた定番。小型のオナホ、曲げても大丈夫なタイプなら中型まで入るサイズがあります。赤ちゃんに使うための製品なので、温めすぎずほどよく温度を上げてくれます。
温めるヒーター部分が底、もしくは蓋裏側にあります。底で温めるタイプはオナホが設置した部分が劣化する恐れがあります。一枚薄い板を敷いたり、牛乳パックで作ったケースに入れるなどすると安心。
45度まで温まるのに30分かかるので、いざオナニーしようとしたときにこっちの気分が冷める恐れあり。画像の製品は上部ヒーターだからオナホの劣化リスクがありません。
ヨーグルトメーカー
牛乳を原材料に手作りでヨーグルトを作るマシンです。40度くらいの温度をキープする機能があるのでオナホやローションを温めるのに最適。
温度調整ができるタイプなら20~60度くらいで調整できます。
買うべきなのは牛乳パックごと入るタイプ。
基本的な使い方は、
- 牛乳パックや付属の専用容器に水を入れる
- オナホやローションを入れる
- 温める
が通常手順。
水を入れて湯煎状態にする理由は、そのままオナホやローションを入れると、本体や容器が破損したり劣化、溶ける恐れがあるからです。ただ、ローションは容器が頑丈なら湯煎状態ではなく、そのまま直で暖められます。
頑丈な容器というのは、ペペローションみたいな昔からあるタイプの容器。オシャレ系は薄い容器のことが多いので直はやめておいたほうが無難。
問題は温められるオナホの限界サイズ。牛乳パックは幅7cm、縦19.4cm(屋根除く壁部分まで)です。このサイズにハマるオナホまでこの方法で可能。
他のブランドより内径が大きいです。10.5cmまであるので、太いオナホも入ります。
哺乳瓶ウォーマー

Philips AVENT フィリップス アヴェント FAST ボトルウォーマー【並行輸入品】
赤ちゃんの哺乳瓶を温める器具もオナホを温めるのに有効。哺乳瓶サイズが暖められるのでオナホやローションを温めることができます。
基本的な使い方は、
- 哺乳瓶ウォーマーに水を入れる
- オナホやローション容器を入れる
- 温める
となっています。
ヨーグルトメーカーとの違いは、本体に水を入れる点です。だから容器なしでオナホを入れることが可能です。ただ底面が一番熱を持つので、温度設定を高くしすぎると溶けて劣化する恐れがあります。
哺乳瓶のサイズは、哺乳瓶は160mlと240mlがあります。240mlで高さが18~20cm、幅が6cmくらいです。牛乳パックよりやや細身。ただ、哺乳瓶ウォーマに水を張れるのでケースが不要。本体のサイズ次第でもっと太いオナホが暖められます。見た目がスタイリッシュ。他の哺乳瓶ウォーマーより赤ちゃんグッズっぽくないですね。
保温庫

TWINBIRD 2電源式コンパクト電子保冷保温ボックス D-CUBE S グレー HR-DB06GY
冷蔵庫の逆。温める機能の保温庫です。温めと冷やすの両方が可能なものが人気。温める温度は50度前後くらいです。
幼稚園や小学校などで、大型のお弁当保温庫がある場合がありますね。ちなみに台湾系の横浜中華街の学校では常備だとか。あちらでは冷めた弁当は食べないんです。そんなときに使うやつ。
2リットルペットボトルが入る製品もあるので、中の仕切りを取っ払えれば大型のオナホも暖められます。熱々にする設定ではないので、結構オナホ向きの温度です。