男性が射精せずにイクことができるドライオーガズム。これを可能にする方法が前立腺オナニーです。しかし危険だという声もあります。実際どうなのか?
前立腺オナニーのリスク・トラブル内容
痔(ぢ)
一番可能性が高いのが痔です。ただやり方が正しければまず痔になることはありません。
前立腺オナニーで痔になってしまう原因は、
- 使用したアダルトグッズにバリが残っていた
- 複雑な形状をしたグッズを使った
- エネマグラ(アネロス)などを乱暴に無理に挿入した
- 太すぎるグッズを挿入した
といったことが原因。
逆に言うとこれらを避ければ痔のリスクはほぼゼロです。むしろ痔になりやすい人は前立腺オナニーを痔になりにくくなるかもしれません。なぜなら前立腺オナニーを正しくやると、肛門周りの動きが活発になり血行が促進されるからです。
痔になる人はトラックのドライバーや事務仕事など1日中座りっぱなしの環境の人が多く、肛門周りの血行が悪化することで痔になりやすい特徴があります。前立腺オナニーは肛門の脱力などで肛門周りに意識が集中します。いい具合に脱力して緊張状態が解かれるため、肛門周りがほぐれて血行が良くなるからです。
お腹がゴロゴロする
主に直腸洗浄のやり過ぎが原因です。前立腺オナニー前には直腸内を綺麗にする排便行為が必須。この際に水やぬるま湯を注入するのですが、初心者ほどたくさんの水を入れると腸内環境を荒らします。また大腸を無駄に刺激するのでお腹が活発に動きやすくなります。
人差し指が根本まで入るところまで綺麗になっていたら十分なのに、たくさん水、ぬるま湯を注入してしまい、腸の上を刺激してしまいゴロゴロに。これも避けられるリスクですね。
性欲・ムラムラが止まらなくなる
乳首オナニーの危険性・リスクと対策方法で紹介した話と全く同じこと。このトラブルの前立腺バージョン。
男の性感は前立腺の一部で感じています。その性感を感じる部分が炎症を起こすと常に刺激されている状態になり、射精してもムラムラが落ち着かない性欲暴走状態になります。
単純に急性前立腺炎になっている状態と考えられます(医学的なことなので詳細は不明)。普通に前立腺オナニーをやる分には、まずこんな状態にはなりません。
- 強く前立腺を刺激した
- 頻繁に前立腺オナニーを繰り返した
といったことが続くと、このムラムラ暴走トラブルは起きる可能性があります。普通に適度にやる分にはリスクはほぼないと言えます(保証はできません!)。
前立腺オナニーの間違った危険な噂
肛門がガバガバになって緩くなる
アナルセックスだと可能性がありますが前立腺オナニーではまず可能性ゼロです。
エネマグラ(アネロス)やNEXUS REVOなど前立腺オナニーに使うグッズは細く作られています。挿入時に肛門でとどまる部分の太さは指よりも細いので、肛門が強制的に広げられて緩くなるとかはありません。
いわゆる肛門がガバガバになるということは肛門周りの括約筋が緩むか切れるかというトラブル。そんなトラブルに至るには想像を絶する無茶をしないと到達しません。アナルセックス愛好者が全員ガバガバかというとそうじゃないです。めちゃくちゃ細いグッズを挿入し、かつじっとしてピストン刺激しない前立腺オナニーでは肛門が緩くなる可能性はゼロです。
ただアナルスティックなどをガシガシとピストンさせるような間違ったやり方をしていたら、多少は緩くなってくる、というより緩みやすくなる可能性はあるでしょう。
NEXUS REVO(ネクサスレボ)~前立腺を揉む唯一確実なグッズ
オカマ・オネエになる
ケツを掘られる、という表現を漫画とかでよく見ます。アナルの気持ちよさを知るとそっち方面に傾いちゃうんじゃないか?という不安。この性的嗜好が男色になることもまずありえません。
もし男色に傾いた場合は、前立腺オナニーがきっかけで元からあった嗜好が目覚めただけ。原因ではありません。きれいなお姉さんにペニバンで突かれたいという願望が芽生える人はいるでしょう。あくまで性的対象は女性そのままで、アナルに対しての意識が変わる人がいるかどうかって程度です。
前立腺オナニーを安全に行うための注意点
【お腹ゴロゴロ対策】直腸洗浄は控えめに
前立腺オナニーは必ず事前に直腸を綺麗にする直腸洗浄が必要です。この際、水を入れすぎるとお腹の調子がおかしくなりがち。
直腸内は肛門から人差し指が入り切るくらいの深さまでが綺麗になればいいだけ。エネマグラ(アネロス)やNEXUS REVOもその深さまでしか入りません。それ以上先を洗浄してもお腹がゴロゴロするだけです。
【痔対策】エネマグラ(アネロス)等の挿入時はゆっくり焦らず
エネマグラ(アネロス)やNEXUS REVOといった前立腺オナニーグッズを挿入する際はとにかく焦らないように!急ぐと痔のリスクがめちゃくちゃ上がります!
すぐ気持ちよくなりたいという気持ちが焦りを生み、興奮しているのも手伝って無理に挿入しがち。すると肛門の薄い皮膚が簡単に裂けます。そういったことを繰り返していると慢性的な痔になってしまい辛いことになるでしょう。
挿入のコツについては、前立腺オナニーの仕方に書いてあります。挿れるんじゃなくて押し当てていき痛みを感じたり止まるとバックする。また押し当てていく。この繰り返しです。
【痔対策】事前に肛門をよくマッサージしておく
肛門は排泄器官。何かが体外から挿入される仕組みになっていません。体外から異物を挿入しようとすると肛門の薄い皮膚が巻き込まれて腸内に入ろうとします。この際によく切れてしまいます。
肛門の皮膚は薄くて切れやすいのですが、リラックスした状態なら皮膚が伸びやすくなり切れにくくなります。つまり突然の負荷だと皮膚が耐えきれず切れてしまうというわけ。
しっかりほぐす、マッサージするだけで痔は防げます。それにエネマグラ(アネロス)の動きも格段に良くなります。マッサージ有無だけでドライオーガズム成功率はかなり変わるんですよ。
具体的にはローションを直腸内に馴染ませる際に、肛門周囲も揉みほぐして一緒にローションを馴染ませる、それだけです。でも効果は抜群!
【性欲暴走対策】毎日やらない・長時間やらない
前立腺を頻繁に刺激していると慢性的な炎症を起こす可能性があります。毎日やるのはおすすめできません。
また長時間の刺激も同様。何時間も刺激しっぱなしはリスクがあります。目安として3時間を超えるようならリスクが高まるのでは?と思います。もちろんこれは予想なので、1時間でもダメな人もいるはずです。無茶しちゃいけません。
【性欲暴走対策】強く刺激しない
前立腺オナニーの仕方で酸っぱく言っていますが、前立腺は強く刺激しても気持ちよくなれません。微妙なタッチで性感を溜めていくことで気持ちよくなれます。強く刺激すると炎症リスクが高まるだけ。やめましょう。
【痔対策】高品質ブランドのアダルトグッズを使う
オナホなんかは500円のでも気持ちいいし安全です。でも前立腺オナニーに使うグッズは違います。お金をかけないと危険です。
エネマグラ(アネロス)は今ならアネロスを買わないといけません。エネマグラという旧称時代のものは品質が劣り、バリが残っていたり、形がどう考えても痔になるようなものがあります。アネロスを買っておけばリスクはありません。
電動にしてもNEXUS REVO以外は不要です。安いものがありますが形状が挿入しづらかったり肛門に負担をかけるものが多いです。使用しているシリコン素材も品質が悪く、ローションのノリが良くなくて挿入しづらい。
前立腺オナニーのグッズは洗浄も大事なので防水性に優れた製品が必要。さらに膣に挿入するより締め付けが強いのでパワーも必要。となると必然的に高性能なブランドが必須に。
前立腺オナニーに使うグッズはメジャーな高品質ブランドを使うことで、気持ちよさはもちろん安全性も確保できます。
【痔対策】爪やグッズの衛生ケア
爪が伸びていたり荒れている人は、最初にローションを馴染ませるときに薄い肛門の皮膚を切ってしまうかもしれません。
また手やグッズの洗浄も重要。直腸は吸収効率がいいので不衛生な状態でのプレイは体調不良リスクが高まります。
地味な注意点ですが長くやっているとどこかで問題を引き起こす原因となります。面倒でも衛生面のケアはしておきましょう。